
アルミニウム床版橋の開発−道路橋の革命−(2010/11/23掲載)
社会基盤設計学領域大倉准教授による研究紹介です。
これまでアルミニウム合金は材料費が高いので、橋の高欄や道路のガードレールなど付属品的な用途以外に社会基盤構造物の主要な部材として用いられることはほとんどありませんでした。しかし、近年、建設費だけでなく、建設後の修繕費も含めた、構造物の一生にかかる費用を考慮して構造物を建設しようという風潮から、軽量でさびに強いアルミニウム合金を社会基盤構造物に積極的に活かそうという動きが出てきました。
一方、我が国では、橋の長さが15m以上の道路橋において、建設後50年以上経過した橋が2016年には約3万橋に達することが予想されています。これらの橋の中には修繕が必要な橋が出てくることが予想され、その中には劣化した鉄筋コンクリート床版(自動車がその上を走行する鉄筋コンクリートの板)の取替えが必要なものも出てくることが予想されます。また、1993年、設計自動車荷重が196kNから245kNに引き上げられたことにより、鉄筋コンクリート床版を取り替える場合には、床版厚を厚くしなければならない橋もあります。(続きを読む)
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