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2017-01-6

信頼性設計学

【ご案内】 2017年1月20日 接合科学研究所 特別講演「金属材料の強化機構・・・鉄を例として」

特別講演のご案内

(事前登録必要なし、無料、学生さんの参加歓迎。)

接合科学研究所 先端基礎科学分野 招へい教授の高木先生(九州大学)をお招きしての特別講演が企画されていますので、ご案内申し上げます。
高木先生は、社会基盤・インフラ構造物等でも多用される鉄鋼材料科学分野において世界的に著名な研究者で、金属強化機構の基礎理論と機能向上を図る応用技術について研究されています。学内では副研究院長、評議員を歴任後、現在、鉄鋼リサーチセンター長の要職にあり、学外では日本鉄鋼協会理事、日本熱処理技術協会理事等を歴任され、日本学術振興会やNEDO等の審査委員・評価委員を務められると共に、世界的に有名な国際会議の運営にも携わっておられます。
本特別講演では、金属材料の強化機構の基礎、および各種強化機構の相互関係を平易に解説頂き、先生の最近の研究で得られた知見もご紹介いただくことになっていますので、是非多くの皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます。

接合科学研究所 特別講演

講 師: 高木節雄 招へい教授(接合科学研究所)
(九州大学大学院工学研究院材料工学部門 主幹教授、鉄鋼リサーチセンター長)

日 時: 平成29 年1 月20 日(金) 13:00〜15:00
場 所: 接合科学研究所 荒田記念館(⇒アクセスMAP

講演題目: 「金属材料の強化機構・・・鉄を例として」
講演概要:

金属の強化原理としては、転位をピン止めする“ピン止め強化”と転位を障害物で堆積させる“Pile-up強化”の二種類がある。具体的には、これらの強化原理に基づいて、金属を強化する4つの強化機構がある(固溶強化、転位強化、粒子分散強化、結晶粒微細化強化)。本講義では、鉄を例に挙げて具体的なデータを示しながら、これら4つの強化機構に関する理論的な解釈について概説する。また、これら4つの強化機構の相関性や、鉄鋼材料の降伏現象に関して最近明らかになった事実なども紹介する予定である。

問い合わせ先: 堤 成一郎(信頼性設計学領域/接合設計学分野)

tsutsumi@jwri.osaka-u.ac.jp